ＩＨクッキングヒーターについて
ＩＨクッキングヒーターの最大の特徴は火を使わず調理ができることです。
小さなお子様が見えるご家庭や、ご高齢者様の見えるご家庭への導入に向いている調理器具といえます。
火種がないことで火事の発生率確率が非常に低く、電気を使った調理器具ですので地震などの災害時にガス漏れなどの心配がありません。
現在販売されているほとんどの機種に空焚き防止センサーなどの安全装置も付加されており、うっかりミスで起きる鍋の空焚きやそれに伴って起こり得る火災事故も減らすことができます。
ガスコンロからの買い替えの場合にも、システムキッチンなどに設置されているガスコンロとＩＨクッキングヒーターは取付穴の大きさがＪＩＳ規格で規定されているため、ほとんどの場合にすっぽりと収めることが可能です。
そして、なによりも一番大切な事は、お客様が使いやすいかどうかです。
「火事が怖いからＩＨに替えたけれど使い方がいまいち分からなくて使えない。」
そんなお悩みが生まれている場合もあります。
ご高齢の方でも使いやすく改良された「音声ガイダンス」と「視認しやすいランプ付」のタイプや、操作するボタンを簡略化した商品もございますので、そのご家庭に合った製品を紹介する事ができます。
そのほかにもカセットコンロの様な小型のタイプや据え置きするタイプもあります。
ＩＨクッキングヒーターの工事について
新規でのＩＨクッキングヒーター導入につきましては、設置のための専用電源工事が必要となります。
ＩＨクッキングヒーターは３０Ａ（アンペア）という大電流を使用しますので、専用のコンセントが必要になり、２００Ｖ（ボルト）の専用回路を分電盤から配線してくる必要があります。
施工前に事前の調査と打ち合わせを行いますが、現在の電力会社との契約では電気容量が不足する場合もあります。
その場合には中部電力様との契約を今の契約よりも２０Ａ（アンペア）～３０Ａ（アンペア）上げる工事が必要となる場合があります。
また、ご家庭の電気設備よっては電力会社様との契約とともに大元の幹線配線を変更しなくてはならない場合がありますので、そのような場合には、打ち合わせさせていただいた上で設備改修を含めた電気工事を行います。
さらに１００Ｖ（ボルト）で使用できる簡易タイプのＩＨクッキングヒーターもあります。
ですが、こちらは調理する火力に差が出る場合がございます。１００V（ボルト）のタイプでは２０Ａ（アンペア）を超える製品がありませんので、ご家庭に標準で設備されているコンセントを利用して使用する事ができます。
さらに、新規でＩＨクッキングヒーターを導入していただいたお客様につきましては、設置完了後すぐに使用できるようになっていただくために使い方の説明を行っています。
使用する事の出来る鍋の種類や、クッキングヒーターの基本的な使い方を説明書を見て頂きながら、キータッチなどの操作を一緒にして覚えて頂きます。
ＩＨクッキングヒーターの故障と修理について
ＩＨクッキングヒーターは修理が可能です。
落雷などの過電流による破損は内部基盤の交換だけで済む場合もありますので、お悩みの場合のはご相談ください。
メーカーごとに違いますが、修理時にはメーカーへ本体を送り修理を行います。
その間はまったく調理できないのかという心配をされることがありますが、修理中には代用品を取り付けて毎日の調理に支障がない様にしています。
ＩＨクッキングヒーターに一番多いご質問
Ｑ 「ＩＨに変えたいんだけど、今まで使っていた鍋とかは使えるの？」
Ａ 「鉄製やステンレス製のものなら問題なく使用できます 」
ただし、アルミ製や銅製のものは使用できない場合があるのでご注意ください。
オールメタル対応のＩＨの場合はアルミ製や銅製でもご使用が可能です。
しかしながら鉄製やステンレス製のものよりも加熱できる効率が落ちますので、調理時間が長く掛かる場合もあります。
そしてＩＨクッキングヒーターを使用していただくうえで注意していただきたいことは、使用する鍋やフライパンなどの底が平らかどうかがです。
ここがかなり重要で、もしも底が丸かったり底が大きくへこんでいるものだと、たとえ鉄製やステンレス製のものであっても調理ができない恐れがあります。
ある程度使用される鍋やフライパンの底が平らであれば、オールメタル対応のＩＨをご使用の場合にはアルミ製や銅製など鉄製やステンレス製以外の金属鍋を使うこともできます。
